Google Chrome が遅い!ネット検索で表示が遅くてイライラしたら試したい、簡単で効果的な方法を紹介します。
目次
リロード(再読込)する
ウェブサイトをリロード(再読込)して表示を更新します。
リロードには3つの強度があります。
穏やかなものから順番に解説します。
リロード(再読込のパワー:小)
Mac:⌘ Command + R
Windows:F5
共通:アドレス・バーの左側の「リロード」をクリックします。
これは一番ゆるいリロードで、ウェブページを更新するだけで、既に読み込まれているキャッシュはそのまま利用します。
サーバー側のデータが更新されていても、読み込んでいるデバイス(パソコンやMac、スマホ、タブレット等)の表示は変わりません。
これで問題が解決しないときは、次の強度のリロードを試します。
キャッシュをクリアする
キャッシュとは、1度アクセスしたウェブサイトを再度見に行ったときに、素早くページを表示させるための仕組みです。
サイトの画像やレイアウト、その他のデータを一時的にブラウザ(今回はGoogle Chrome)に保存することで、再表示にかかる時間を短縮します。
とても便利な機能ですが、キャッシュが残っているために、
- 保存している情報量が増えて動きが遅くなる
- サイトの画像は更新されているのに古い画像を表示してしまう
- レイアウトが変更されているのに古い情報が残っていて表示が崩れる
と、困ったことが起こることもあります。
そんなときには、サイトを正常に表示するためにキャッシュをクリアして再読込をします。
スーパーリロード(再読込のパワー:中)
Mac:⇧ Shift + ⌘ Command + R
Windows:⇧ Shift + F5
ウェブページが「直接参照している外部ファイル」のみ、キャッシュをクリアします。
この手法では「間接的に参照している外部ファイル」についてはクリアしないので、これでも問題が解決しないときは、最強のリロードを試します。
キャッシュを完全削除してリロードする(再読込のパワー:最大)
キャッシュを完全削除するには、3つの方法があります。
一番簡単なのはChromeの拡張機能を使って、ワンクリックするだけです。
Chromeデベロッパーツールをよく使うなら、「キャッシュの消去とハード再読み込み」が便利です。
拡張機能を増やしたくない、デベロッパーツールは使わない、というときは、Chromeの設定からの閲覧履歴がお勧めです。
閲覧履歴の消去
Chromeの設定から閲覧履歴を消去します。
Google Chrome の設定 > その他のツール > 閲覧履歴の消去
をクリックします。
(Macでは、⇧ Shift + ⌘ Command + deleteでもこのウィンドウを表示できます)
キャッシュをクリアする期間を選択します。
上から4項目をチェックして「閲覧履歴データを消去する」をクリックします。
キャッシュの消去とハード再読み込み
Chrome DevTools(Chromeデベロッパーツール、web開発者向けツール)を使います。
Google Chrome の設定 > その他のツール > デベロッパー ツール
をクリックします。
(Macでは、⌥ Option + ⌘ Command + Iでもデベロッパーツールを表示できます)
「リロード」を右クリックして「キャッシュの消去とハード再読み込み」をクリックします。
拡張機能「Clear Cache」
Chrome ウェブストアの拡張機能で「Clear Cache」を追加、有効化します。
アイコンをクリックするだけでキャッシュをクリアしてくれます。
クリアするデータの詳細は、右クリックで表示されるオプションから設定できます。
タブを開きすぎない設定をする
いつの間にかタブを開きすぎてしまう、ということがよくありますが、これもChromeの表示に負荷をかける要因となります。
私は使っていないのですが、拡張機能「Tabs limiter with queue」を使うと、表示するタブの上限を設定できます。
上限を超えて開いたタブはバックグラウンドで待機して、タブを閉じて開ける数に空きができたら、待機した順に新しいタブを開きます。
重いタスクを終了する
Google Chrome の設定 > その他のツール > タスクマネージャー
をクリックします。
「メモリ使用量」や「CPU」をクリックすると、昇順または降順に並べ替えらます。
リソースを多く消費しているタスクで、必要のないものがあれば選択して「プロセスを終了」をクリックします。
タスクの種類は、タスク名の先頭の「タブ」や「拡張機能」の表示で見分けられます。
使っていない拡張機能を削除する
Google Chrome の設定 > その他のツール > 拡張機能
をクリックします。
拡張機能の管理画面で、リソースを消費する恐れのあるものを極力除外します。
使っていないのに有効にしたままだったり、無効にした状態で残っている拡張機能があったら、削除します。
最後に
たくさん手段があって混乱するときは、簡単そうなものから、ひとつずつ試してみることをお勧めします。
ハードルの低い順に書いてみたので、このページの上から順に試してもらえるといいかと思います。