Macでファイルやフォルダを暗号化するには、データを直接暗号化する方法と、暗号化したイメージディスクにファイルやフォルダを格納する方法があります。
それぞれ、詳しく解説していきます。
目次
ファイル自体を暗号化する方法
ZIPファイルにパスワードをかけます。
ファイルやフォルダを圧縮する
パスワードをかけたいファイルやフォルダを右クリックで圧縮します。
ターミナルでパスワードを設定する
Finder > アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル を起動します
zipcloak + 半角スペース + ZIPファイルをドロップします
enterをクリックします。
パスワード入力を2回繰り返します。
このとき、パスワードは表示されません。
enterをクリックします。
パスワード・ロックが完了しました。
ロックしたZIPファイルを開くと、パスワード入力を求められます。
パスワードを解除するときは、ターミナルで下記のコマンドを実行します。
zipcloak + 半角スペース + -d + 半角スペース + ZIPファイル名
エラーになってパスワードを解除できないこともあるので、そうなったらパスワードを入力して解凍後、再度圧縮します。
ディスクイメージを暗号化してデータを保存する方法
暗号化したイメージディスクにファイルやフォルダを格納する方法です。
暗号化されたディスクイメージを作成する
Finder > アプリケーション > ユーティリティ > ディスクユーティリティ を起動します
メニューバー > ファイル > 新規イメージ > 空のイメージを作成… を選択します
名前(上):ディスクイメージの名前
名前(下):ボリューム名
サイズ :容量がもっと必要なときは変更します
暗号化 :「128ビット AES暗号化」を選択します
パスワードを入力て選択をクリックします。
ディスクイメージが作成されました。
ファイルを格納する
Finderに作成したディスクイメージが表示されます。
ロックを掛けたいファイルをドロップします。
この状態だとパスワードを入力しなくてもファイルを開けられます。
暗号化したら必ず「イジェクト」をクリックして取り出します。
暗号化したデータを参照するときは、デスクトップの「TestImage.dmg」をダブル・クリックして開きます。
パスワード入力を求められますが、「パスワードをキーチェーンに保存」すると誰でもアクセスできるようになるので、チェックしてはいけません。
まとめ
ファイルやフォルダを単体で暗号化して送付したいとき等はZIP、共有スペースや自機での秘密保持ならディスクイメージ、といったところでしょうか。